イタリア製のオシャレな腕時計i'm watch を知っていますか?  この時計、すごいんです・・・

時計で通話ができる   メールフェイスブックツイッターの通知が入る  

写真や画像を保存できる  音楽も聞くことができる  設定した地域の天気がわかる

その他、さまざまなアプリがあり、これからも順次追加されていくみたいです

まるで超小型のiPadを、腕に着けてるみたい!

このオシャレな多機能腕時計、i'm watchについて、様々な情報を発信していきます
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2012年10月24日水曜日

願望小説 ★i'm watch オフ会★


201※年※月※日・・・

 今日は、初めてのi'm watch オフ会である。
 全国各地に散らばっているアイムウォッチャーなので、なかなか開催場所を決めるのに苦労したが、今回は初回ということで、中心地の東京にすることになった。
 集合場所は、わかりやすいように渋谷駅のハチ公前。
 僕は今回の幹事なので、集合時間の30分前に現場に到着した。
 人ごみで、ちゃんと集まれるのか?という疑問も出てくるかもしれないが心配無用である。
 左腕に「i'm watch」を付けていれば、それが目印になるからだ。
 案の定、左手に黒く目立つ腕時計を付けた人を発見!m※ret※ingさんだ。
 「はじめましてー」と挨拶したが、全然はじめまして、という感覚でない。
 不思議なものだ、オフ会って。
 「どーもどーも」とひょっこり後ろから挨拶をしてきた男性。やはり左手にi'm watchを付けている。
掲示板でお世話になったk※roさんだ。初めて会ったのに、なんかずっと昔から知っている不思議な感覚。
 10mほど離れた場所で、きょろきょろしている、左手にi'm watchを付けている人発見!
 年配の、※げ男さんだ。retingさんが駆け寄り、こちらに導く。
 「いや~なかなかi'm watchを付けている人って探しにくいよ」と、汗を拭き拭き苦笑。
 そのとき、「Diamond」のメロディが突然流れる。僕のi'm watchからだ。
 「をををを」とhanaimaさんが笑う。みんなが僕のwatchを覗き込む。
 「すんませーん、ハチ公って、駅の何口でしたっけ?」
 Bluetoothの情報をいろいろ提供してくれた、myrsmaさんだ。周りにいるアイムウォッチャーが一斉に笑う。
 「みんなもう集まってるんですかぁ~、僕もなるべく早くいきますから待っててください~」
 「大丈夫だよ、慌てずにおいでー」と、後ろから、さんが、汗を拭きながら叫ぶ。
 みんなで通話会話できるのもi'm watchの良いところだと改めて実感する。

 僕の周辺にはもう10人以上、左腕にi'm watch を付けている人が集まっていた。
 その時、長そでセーターの上からピンクのi'm watchを付けた20代ぐらいの女性をkniiciさんが発見!さすが、 巨乳好き美乳好きである。
 「おーい、こっちこっち~」と hioyuikcさん。女性は気が付き、恥ずかしそうにこちらに合流する。
 「みなさん初めまして、ミユキです。よろしく。」拍手が沸き起こる。
 今回、紅一点の参加者だ。ピンクi'm watchがとても似合っている。細い体なのに、なかなかの胸ひげ男さんが思わず「ゴクリ」と唾を飲み込む音が聞こえた。

 今回の参加者は全部で16名。わざわざ北海道から飛行機で来てくれた方や、九州から来てくれた人もいる。全体的に40代の男性が多いが、最年長は60歳、最年少は30歳。でも、年齢なんか関係ない。みんなi'm watchに憧れ、一目惚れし、長いこと待ち焦がれ、品物が届いて歓喜の声を上げ、苦労して設定した、同じ仲間、同志なのだ。
 集団は、あらかじめ予約してあった、飲み放題の居酒屋に移動した。

 居酒屋の席に座り、各自それぞれ自己紹介をした。なかなか品物が届かず「詐欺られた!」と思った方や、設定がうまくいかず思わず窓から投げ捨てようと思った人など、さまざまだ。
 そして、「i'moticom」というアプリを皆で共有して使えるように、情報の交換を行った。
 「これ、くだらないけど、使ってみたかったんだよね~」とhanaimaさん。とその時、
 「やっべ~電池もうない!」とretingさんが叫ぶ。
 「あ、私、充電器持ってる~」とミユキさんがバックから、iPhone用のACアダプターと、白いケーブルを出した。サンワサプライ製の「iPod shuffle接続ケーブル(第2世代用)」だ。
 「さっすが~女性。気が利くね!」とkuoさん。「助かった~ありがと」とretingさんが自分のi'm watchを外し、充電器を壁のコンセントに差し込み充電。しかしよく見ると、僕のi'm watchもアナログ表示になっていた。僕だけでなく、数名アナログ表示になっていた者がいた。
 「だめだよ~こういうときは、バックライト消灯の常時点灯を解除しておかないと~」と、男爵さんが自分のi'm watchを見せながら、得意げに話す。一斉に笑い声が起こった。 

 宴もたけなわ、みんなちょうど良いほろ酔い加減になってきたところでお開き。遠方組はビジネスホテルを予約して今日は東京にお泊りするものや、夜行列車でのんびり帰る人など、さまざまだ。
 「じゃーねーまたねー」「お疲れ様でした~」「またオフ会やろ~ね~」
 それぞれ各自、各方面へ分散していった。

 「ふ~、幹事の任務をなんとか全うできたかな」僕は安堵の溜息をついた。
 ふと、後ろを振り返ると、左腕にピンクi'm watch を付けた女性が佇んでいた。ミユキである。
 「こまったわ。私今晩、泊まる場所を確保するのを、すっかり忘れていたの。これからどうしよう・・・」
 「あらそれは大変だね。よかったら、ちょっと休憩できるところに一緒にはいろうか?i'm watchを充電しなくちゃいけないしね」
 「うん、ありがと。一人ぢゃ、心細かったの・・・」
 「OK、困っている人を放っておけないところが僕の性分なのさ。掲示板に質問してきた人にだってちゃんと対応してるでしょ?変なことするわけぢゃないから、安心してね・・・」
 「うん。小次郎さんって、とっても紳士なのね♪」
 そういうことで、僕らはちょっと離れたラブホテルへ。よかった部屋は一部屋だけ空いていた。
 その部屋のボタンを押すと、「そのまま3階の302号室にお入り下さい」のアナウンス。
 エレベーターで、3階に上がり、302という部屋番号が点滅している部屋に入る。
 部屋に入るなり、ミユキはベッドに体を投げ出す。
 「女性は私一人だけだったから、正直、気疲れしちゃった・・・(笑)」
 「そうか~僕も、幹事という立場だったから、少々疲れたよ(笑)」
 その時、ミユキi'm watchが、「ピコッ」と鳴る。画面に、サングラスをかけた丸顔が映っている。さっそく、誰かが、「i'moticom」を使って顔文字を送ったみたいだ。送り主は・・・うわげ男爵さん。
二人で顔を見合わせ苦笑。そのときまたもや「ピコッ」という音とともに顔文字が。
 今度はkuniichさんだ。さすが巨乳好き美乳好き、抜け目がない。
 その後も、次から次へと、ミユキのi'm watchに黄色い顔イラストが送られてくる。僕のi'm watchには、まだ誰からも届かないのに・・・。頭に来たのでmyerinaさんに、「今ミユキに、i'moticom送ったろ?」って、フェイスブックで送ってやった。
 「え?なんでばれたの?w」と返信。「わかるよ。さっきの飲み会でミユキをよだれ垂らして見てたから、顔文字送るんじゃないかって思ってたもんw」
 そうこうしている間にも、ミユキi'm watchはピコピコ音を出し続け、次から次へと、顔イラストが表示されていく。うーむ、アイムウォッチャーはどうしてこんなにもスケベばかりなのか・・・
 「電池なくなっちゃうから、電源落としておいた方がいいよ」
 「うん、そうする・・・」そういってミユキは電源を切り、「お風呂入りたいな」と風呂場へ行き、湯船にお湯を溜めはじめた。
 「そうだね。酔いも醒めるし、ぐっすり眠れるよ」
 「うん。私、温めのお風呂に長く入っているのが好きなの」
そういうと、ミユキは洗面の前に行き、服を脱ぎ始めた
 「やだ、エッチ♪、こっちみないでよ~」
 「うん、テレビみているから、ゆっくり入っておいで」
そうは言ったものの、心の中はドキドキだ。20代の女性と二人っきりで、しかも彼女は無防備にお風呂に入っている。いいのか?このままミユキと※※しても、いいのか?
 ミユキはお風呂に入っている時間が、とても長く感じられた。というか、本当に彼女は長湯だ。
 僕は、「まだかいまだかい?」と先走る息子を、「もう少しだよ、もう少しだから」となだめながら、 
 コン※ームを、手の届きやすい枕元にセットし、ミユキの次の行動を待っていた。
 「おまたせー、小次郎さんも入る?」
 きたぁぁぁぁぁぁ!!!!

 風呂からでたミユキは、備え付けの簡易ガウンを身に纏っていた。
 「小次郎さんも、ゆっくり入ってきていいよ」
 「いや、僕はあまり長く入るとのぼせちゃうんだよ」ウソである。本当は僕も長湯は好きなのだ。
 しかし、下半身の息子が、「早くしてくれ」とせがむから・・・
 僕はサッと服を脱ぎ、風呂にはいった。早く出たいけど、下半身は念入りに、良く洗っておく
 


 「今、何時ぐらいかな・・・?」
 「あ、ちょっと待ってね」ミユキは、さっき落としたi'm watchの電源を入れた。
 時間は、いつのまにかもう4時。もう少しで電車の始発が動く時間になっていた。
 僕とミユキは、ベッドの中。
 「ミユキのホームボタンは大きいね。ポチッと押してみる」
 「あん、いやん」
 「いろんなアプリを楽しまなくっちゃね。どれどれ、どのアプリを試してみようか」
 「ああん、全部試して・・・」
 「きれいな※※※※だよ・・・i'm galleryに保存したいよ」
 「いやぁぁ、恥ずかしい・・・」
 「ミユキの、i'musicを起動させるね。このボタンをタップして、ぐりぐりぐり」
 「あああああああ」
 「ボリューム上げすぎたかな。こうやってスライドさせて・・・およよ一層ボリュームが上がった」
 「あーん、あーん、気持ちいい気持ちいいっっっっ」
 「ミユキ・・・綺麗だよ・・・」
 「あんあんあん、小次郎さんSyncして。お願い・・・」
 「ん?何をSyncさせるのかな?」
 「んもう、イジワル・・・私の※※※※と、小次郎さんの※※※・・・」
 「その前に、カバー掛けなくちゃね。防水でないから壊れちゃう・・・」
 「ああもう、メチャクチャにしてぇぇぇ」
 「縦舐めがええか?横舐めがええか?」
 「どっちもしてぇぇぇ、ナナメ舐めもしてぇぇぇ」
 「それじゃ、ケーブルを挿すよ・・・僕のPCと、君のi'm watchを繋ぐよ」
 「あああああ、しっかり奥まで挿してね・・・」
 
 その時、ミユキi'm watchの音が、けたたましく鳴った。
 「あら?ちょっと待ってね」ミユキは枕元に置いてあった、i'm watchを確認する。僕も覗き込む。
 画面左上に、スケジュールのマークが。ミユキはそれを確認する。
 「あ!!!今日、家にお母さんが遊びに来る日だった!やばい、早く帰らないと!」
 「えー、携帯で連絡すればいいぢゃん・・・」
 「お母さん携帯持っていないのよ。合鍵も渡してないから家の前でずっと待ってるよぉ・・・。なによりも家にいないと、怒られる!一刻も早く帰らないと!!お母さん、古い人間だから、すごく厳しいの。よかった、電車はもう動いているわね」
そういうとミユキは、シャワーも浴びず慌てて洋服を着はじめた。
小次郎さんはさーっとシャワー入ってきていいよ。その間に私お化粧するから。早く入ってきて」
僕の下半身は茫然。しかし言われるままに浴室へ入り、手早くシャワーを浴びた。

 シャワーからでると、ミユキの姿はそこにはいなかった。たぶん先に帰ったのだろう。
 「よっぽどお母さんが怖いんだな。まあ、しょうがないか。でもおしかったな。あともう少しだったのに・・・」
 未練がましい下半身をヨシヨシとなだめながら、僕はシャツを着て、ズボンをはいた。
 「まあ、いいか。またミユキに連絡とって、今度は絶対に寝かさないぞ・・・」
 今日は日曜。特に用事もないので、チェックアウトの時間まで、このまま部屋でのんびりと過ごすことにした。
 テレビのスイッチを入れ、アダルトチャンネルを見る。ああ・・・むなしい・・・

 いつの間にか眠ってしまったようだ。目が覚めたらもう12時近い。
 「しまった、延長料金発生しちゃうな。まあいいか。しょうがない」
 洗面台で身だしなみを整え、電池の切れているi'm watchをズボンのポケットにしまい、部屋をでようとした。
 このラブホテルは、自動会計システムなんだな。料金は・・・5800円か。え?宿泊したのに安いなぁ。そっか。ミユキが出るとき払ってくれたんだな。払わなきゃ、ドア開かないもんなw
 そういって僕はズボンのポケットから財布を取り出し・・・ん・・・・ん・・・・・???
 ない!!財布が、ない!!!
 慌てて部屋中を探す。しかしどこにも見当たらない。見当たるはずもない。この部屋に入ってズボンから財布を一度も出していない!
 いったいどこに落としたのか・・・そういえばホテルに入る前から財布は確認していない。
 部屋は、料金を投入しないと、鍵が開かないシステムになっている。財布の中には現金と、銀行のカード、クレジットカードが入っている。どうしよう、どうしよう・・・
 茫然とドアの前で立ち尽くす僕。自動料金システムの液晶画面の料金表示が変わり、5800円から、7800円になった。そっか、延長料金は1時間2000円なのだ・・・
 電話を掛けなきゃ、電話を・・・でも誰に?妻にか?妻にお金をもってこさせるか・・・
 でもこの状況、なんて言い訳すればいい?非常に困った・・・
 そうこう考えているうちに、iPhoneの充電も切れてしまった・・・
 フロントに電話して、正直に状況を説明しようか?しかし、恥ずかしい・・・
 そうこう悩んでいるうちに、さらに延長料金は加算されていく。ぼくは仕方なく、ベッド枕元の受話器をとり、フロント直通番号の9番をおした。

 フロントのおばさんに正直に状況を話した。オバサンが部屋にやってきた。
 「あなたねー、お金払えないのなら、警察に通報するしかないよ」
 「えー、そんな、それだけは勘弁してください」
 「免許証とか、なにか身分を証明するものはあるのかい?」
 「だから、財布と一緒にみんな消えちゃって・・・」
 「それじゃダメだよ。帰すわけにはいかないよ」
 「あ、そうだ、時計を置いていきます。これ3万円以上もする時計なんですよ。これを置いていくので、預かっていてください。そして後日お金を持ってきたときに、返してください」
 そういって僕は、電池の切れたi'm watchをオバサンに差し出した。
 「はぁ?これが時計?笑っちゃうね。こんなオモチャで逃げようったてそうはいかないよ。私を騙そうったってそうはいくかい!」
 そういうと、おばさんは部屋から出て行ってしまった。再び鍵をかけられ、出られない・・・

 その後、僕は駆け付けた警察官に身柄を拘束された。
 渋谷警察署で取り調べを受け、身元引き受けの為に妻が警察署にやって来た。
 結局僕が自分の家に帰れたのは、日付が変わった月曜日のことだった・・・

 そうして、いま、ぼくはひとりぼっち。
 妻に愛想をつかされ、子供を連れて実家に帰ってしまった。
 ふと、ズボンのポケットに手をやると、忘れていたi'm watchがあった。
 電池が切れっぱなしだった。何日かぶりに充電してみる。
 充電が終わり、手動Syncさせてみると、次々にi'moticomのメッセージが表示された。
 オフ会に参加したメンバーからだ。オフ会お疲れ様のサインだ。
 「ふん・・・ミユキにはすぐに送ったくせに・・・このドスケベ連中が」
 次々に表示されるメッセージの最後に、なんとミユキからのメッセージが!

 「ふふ、ごちそうさま。私の充電器使用料として、お財布は戴いたわよ

2 件のコメント:

  1. 誤)巨乳好き
    正)美乳好き

    以上

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    返信
    1. ( ̄◇ ̄;)!!!!!!!
      kuniich※さん
      たいへん、たいへん申し訳ございませんでした m(_ _)m
      心よりお詫びし、謹んで訂正させていただきます・・・

      削除